アオリイカの生態に迫る。オスメスの見分け方やおすすめのレシピも紹介します。

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みなさんこんにちは。あおりです。

みなさんはアオリイカについてどれくらい知っていますか?

おそらくほとんど知らない、知る必要もないと感じている方が多数だと思います。

イカ料理って美味しいよな。見た目は少しグロテスク。そんなところでしょうか。

私も昔はそうでした。そもそもアオリイカに興味すらなかったですし、買って食べることもほとんどなかったと思います。

そんな私も今ではアオリイカが大好きです。イカ全般好きなのですが特にアオリイカが好きです。

たしかに、日常生活の中でアオリイカについて知っていて得をすることはないかもしれません。

しかし、知って損をすることはないと思います。雑学程度で頭の片隅に入れておくだけでも十分だと思います。

今回はわたくし「あおり」の元となったアオリイカについて少しだけご紹介したいと思います。

この記事を読んでアオリイカに興味を持ってくれる方が増えたらうれしいです。

それではご覧ください。



どんなに大きいアオリイカでも1年以上生きられない

アオリイカの成体には個体差があり小さいものから大きい個体だとと5㎏を超えるものまで生息しています。

しかし研究データによるとどんなに大きな個体でも1年以上生きたデータはないようです。

一体どのようにしてデータを集めているかというと、「平衡石」というものを調べて確認します。

平衡石とは

平衡石とは、分かりやすくいうと「耳石」のことで私たち人間にも存在しているものです。

アオリイカの平衡石を調べると木の年輪のようなものが確認でき、その筋を数えることでどれだけ生きたかを判断しているのです。

ちなみに木などは年輪といいますがイカの場合は日輪といいます。日輪なので1日ごとに筋が増えていきます。

そして研究した結果、1年以上生存したアオリイカはいないというデータがとれたそうです。

それではなぜ、1年という短い期間でここまで個体の大きさに差がでるのでしょうか。

次の項目で説明します。

アオリイカの個体差の原因は海水温の変動

アオリイカの研究を進めていくうちに、個体差の原因が分かってきました。

結論から言うと原因は「海水温」の違いです。正確には海水温の変動があるかどうかです。

オーストラリアなど比較的1年を通して海水温が温かい地域は小さい個体が多く、海水温の変動がある地域は大きい個体が多いというデータがあります。

海水温の変動がアオリイカにどのような影響を与えるのでしょうか。

アオリイカには成長期と成熟期がある

実は、アオリイカには成長期と成熟期があります。

日本のアオリイカは夏頃に産まれて秋、冬と海水温が下がる時に餌をたくさん食べます。

しかし、低い水温は産卵に適していないため、この時期に得た栄養は自分の成長に使います。

この時期がいわゆる成長期です。

そして、海水温の低い時期を過ぎ、春先から水温が上がり始めた頃から、アオリイカは成長期から成熟期へ変化します。

成熟期に捕食して得た栄養は、全て産卵のためのエネルギーに使われます。つまり、成熟期に変化してからは、いくら栄養を取っても大きくなることはないのです。

オーストラリアなど1年を通して海水温が高い場所は常に産卵に適しているためいつ産卵しても大丈夫です。

そのため成熟期となるのが早く小さな個体が多いのです。

オスとメスで背中の模様が違う

アオリイカはオスとメスで背中の模様が違います。

オスは背中の模様が横線状のシマシマ模様になっています。

メスは背中の模様がドット柄になっています。

背中の模様で性別が分かるのもアオリイカの面白い点の1つです。

もし、アオリイカを見る機会があれば性別がどちらか確認してみてください。

眼は色の濃淡しか見えていない

アオリイカの視力検査をしたデータがあるのですが、なんと0.6程度はあるようです。

ちなみに魚は大体0.1〜0.2くらいということで、アオリイカの視力の良さが分かります。

ただし、アオリイカの目の構造上「色」は識別できません。

理由としては、眼に含まれている物質の種類によって見える色が決まるのですが、アオリイカは色を識別する物質を持たないため白黒で物を見ていると考えられています。

とにかく美味しい

アオリイカはとにかく美味しいです(笑)

刺身はもちろんのこと、フライ、天ぷら、炒め物などどんな調理をしても美味しいです。

どの調理方法も最高に美味しいのですが、その中でもおすすめの食べ方はアオリイカのから揚げです。

味付けは簡単で、醤油、酒、みりん、にんにくといった鶏のから揚げと同じような味付けで大丈夫です。

お酒のつまみにもなりますし、ご飯も進むし、子供から大人までおすすめできる一品です。

おわりに

今回はアオリイカのことを紹介させていただきました。

この記事を読んでくれたことで、アオリイカに興味を持ち、釣りを始める方もいれば我が家のレシピに追加する方もいるかもしれません。

みなさんが少しでもアオリイカのことを好きになってくれれば嬉しいです。

この記事を最後まで読んでくれた方本当にありがとうございました。アオリイカに代わって感謝申し上げます。

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